空虚、空想

夜に臥す

真っ暗闇に、呼吸が一つ。 真っ暗闇でも、生きていけると。 真っ暗闇に、呼吸が一つ。 小さな虚栄を、張り続けている。真っ暗闇に、呼吸が一つ。 真っ暗闇では、楽しくないと。 真っ暗闇に、呼吸が一つ。 つまらぬ愚痴を、言い続けている。真っ暗闇に、呼吸…

妹へ

兄です。 今日は母の日でしたね。 いつかあなたもまた母になるのかな、なんて思うと不思議な気分です。 今日は、そんないつか母になるであろうあなたについてちょっと考えていることがあって、こうやって話をしようと思ってます。 口頭だと普段のようにダラ…

from 5/23

…僕の名前は「のぞみ」と言っている。ネット上では「希美」と書いてそう読ませているが、本名では「望」と書く。一応これでも男だ。 時々エゴイズムを強く抱くことがある。人には言えないような強い衝動に駆られそうになる。口や態度には出さなくても本当は…

孤独の合図

明日君はこの部屋を出ていく 会えなくなるからと寄り添った暖かさが 今は余計に私を傷つける恋の終わりならどれだけ良かっただろう それは確かに一つのピリオドなのに 見えるまだ細く続く道がこの部屋を暗くする満月が沈んだ時始まりを告げる孤独の合図 動き…

重たい雨

都会の喧騒にさらわれて 渋る心はスクランブル交差点 無機物に飢えたイキモノは カイロの暖かさしか求めていないようで誰かに手を差し伸べる勇気が 誰かの手を取ってあげる優しさが いつ無関心を装う仮面に変わってしまったのだろうスピーカーから聞こえる歌…

ひとつ誓ったものだから

遠い国の話だって信じてた 関係のない話だと思ってた 毎日目にするようなこと だけどすぐそばにはなかったこと一番近くにいる人だったから そんなことは無いって願っていた 毎日目にするようなこと すぐそばにあっちゃいけなかったものそして貴方は重い口を…

否定的接触意思

それはボクのすべてだから 渡さない 譲れない それはボクの思いだから 変わらない 誰にも触れさせない―孤独?このフィールドに 土足で入ってこないでくれ―独り?みなまで言うな わかっているから 介入するな 崩れてしまうから―どうしたい?…分かっていたら、…

感染

―別に、なんだっていいじゃないかつぶやいた途端、はてと立ち返る 自分は今、何と言ったのだ?―別に、なんだっていいじゃないかなるほど、これほどまで開放的な言葉はない しかし自分は何故、こう言ったのだ?―別に、なんだっていいじゃないかつまりこれは、…

野心

孤独の王孤独な王 なんでもいいけど王ではありたい 王にはなりたい

拓け

仕方ないから、現実にたよるただそれだけだ そうじゃなければ今頃新世界だ

ただそれだけに

話したい話題がない喋りたい友人がいない けれども作りたい音楽はある立ちたいステージがある きっと自分は 友達よりも 自分の音楽を優先するんだろうなぁ

貴方の記憶の片隅で

貴方の記憶の片隅で 眠っていられるのなら 私は それでいい私を忘却する途中で 何か一つ引っ掛かるなら 私は それで十分そのために生きたんだ 忘れられるような ゴミのような 生き方だったけど私は それでいい

葛藤

だめだ おさえられない より深く よりひどくなっていく なんで こんな なんで ・・・なんだ

焦燥

知っている人の、知らないこと。 怖い。 知っている顔の、知らない顔。 怖い。

疾走スル放物線

Yet 彼方には遠く 平行線辿る 触れられないタブー 愛おしくて この夜を超えたら また会えるの? If you don't believe it, no chance. …焦らさないで…軸線を駆けてく 焦燥を煽って このままで、良いと、思ってるの? 所詮は不確かなParametric 漸近線を 突き…

おやすみからおはようまで

今日もまた空は闇に染まり 見えない明日の息吹を感じて すっと去り行く今日に手を降り 道なき道へとまた一歩夕闇に浮かぶ天の国には 明日を夢見る賢者の夢が 日の入りを護る守護者の先には 大いなる海と蜃気楼燦然と光る夜の宝石 名も無き時から大地を照らし…

ただのたわごと

ありったけの泥を塗りたくって ありったけの汚物を投げつけて ありったけの罵詈雑言を浴びせかけ ありったけの行動をしてはみるけど結局収まりきらないのは 自分の 自分に対する 自分だから起こる嫌悪感で そんなものは 傍から見ればただのお遊戯 そのお遊戯…

エンドレスループ

自分を嫌いになる自分も、また自分。 自分が嫌いになる思考も、また自分の思考。どれもこれも、自分。どこまでいっても、自分。

誰かの生き方だったものが、今度は自分の生き方になって。 それは、傍から見ればなんてことない日常の風景。 ごくありふれた、些細な出来事。でも、その当人にとってみれば、それは百頁にも及ぶ長編物語。 二度と出会うことの無い運命的な展開。 物語の終幕…

夕立

降り始めた雨は僕を濡らしていく うっかり傘を忘れた僕だから すぶ濡れになることだけを期待して すっかり開き直っている空には綺麗な青色すら見える ぽっかり開いた雲の隙間から けれども雨は次第に強くなっていき ゆっくり街を覆っていく明日は蒸し暑いだ…

盲信的片想い

君のこと全て知っていたいと思う それは特別なコトなの? 君の全てでありたい 君の一番でありたい だから Please tell me what you want to me初めて出会ったときに 一目惚れして声かけたのは僕で 「彼氏いないしいいよ」と言ってくれた君それから何回かデー…

おひとよし

憤慨さえままならず 意地を張るにも弱すぎて そうさ いつだってそうさ そうやって何かを守ってる…静の衝動 破壊の意思を平穏の海へ投げ入れて壊したくても壊せない 守る本能に阻まれる そうさ いつだってそうさ そうやって自分を殺してる…怒りの敗北 全ては…

一人の風景

生まれたときは、白そうしてだんだんだんだん 気づいたら黒い点がついていってある人は、白と黒が半分くらい あぁ、あの子はまだ真っ白だったのに あの人は真っ黒に近いそしていつか、時間を止める そしてそこで、一枚の絵になる不思議なもので その絵はある…

空カラッポの、空空オオゾラの、空 どっちもおんなじきっとあそこにはなんにもないって そうおもってたからきっとかれらはあのじに そういうよみをつけたんだね そうだよ あそこにはなんにもないんだよいろも リアルも うそもなにひとつとしてないんだよだか…

「空」って書いて「カラ」って読むんだよ 「ソラ」とも読むけどね

どもふ。 今日は思うところがあるので長くなるかも。 自分は、音楽の道、それもプロとしての道を進むつもりで今学生生活を送っています。 それがどのプロになるのか、いや、なれるのかというのはまだあんまり定かではないし、もしかしたらただのフリーターで…

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僕は機械。 僕は箱。 プログラミングされた涙と、制御された笑い。 与えられて初めて作動する動き。 自動的に削除された不具合。 ただただ、ただただ。 人間のそれらしい動きをして。 ただただ、ただただ。 人間のそれらしい表情をする。 無機質な感情。 プ…

ちっぽけな

分からない事だらけで泣きたくなる 分かっても泣きたくなる 泣いたってどうにもならないけど でも どうにかしたい 暖かさだけ 異様に恋しい でも きっと 言葉にしたくない 別にそこまで哀しいわけでもない 失うものなんて何一つない 哀しくなんて、ない 怖く…

逃避的対処

同情は、本当に優しさだろうか? 平べったく言えば、その同情の奥にこれっぽっちも下心がないといえるだろうか? よく知りもしないことを知ったような風な口で語ること。 味わってもいない苦痛をあたかも自らも受けたかのように話すこと。 そのどこに優しさ…

雨が降る

雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨

ゼロベクトル

時計の針だけが動いている 後は物音一つしない部屋 そこに、自分がいる それは何の方向性も持たないもの それは何の意味もないもの けれどもただそこにあって ただそれだけが意味を持っている 無関心の極み 無気力の果て 無いという語によって語られる ただ…