在ってはいけない

現代社会の価値観が分からない
何を善しとして 何を悪しとするのか
 
世間からずれた存在になりたいと願ったのは
紛れも無く ボクである
だから 悔いは無い
だが
そのおかげで 自分が恨めしく思えた
 
単に無愛想になっただけかもしれない
単に疲れただけなのかもしれない
 
でも
皆が驚愕するところに驚愕をせず
皆が笑うところで笑いもせず
皆が怒るところで怒りもせず
ただ一人の時に 泣いてただけ
 
在っていいのか分からない
だけども 無常にも 身体という器は見えてしまう
 
ふと感じる
死ぬ恐怖と 生きている時の恐怖は 変わらないんだ って
むしろ いま生きていられているほうが怖いって
 
死ぬにはれっきとした原因がある
生きるということに原因はない
 

こんなんだから偏屈者でありたいと思うんだよな
 
社会が視てる事実を偏見といい 自分が見てるウソを事実という
そんな人だから ボクは
 
でもね
事実なんて簡単に曲がるんだ
大勢多数が採用されるこの国では 事実なんて簡単に捻じ曲がるんだ
そうですよね マスコミの方々
 
だから ボクは 現代社会の価値観が分からない
 
変わっていく世界で 変わらないでと願ったのは いつの日だったっけ