いつか

寒い。
まだ寒いですね、やっぱり。
スキー教室から帰ってくればある程度寒さには強くなれるかなと思ったのですが、そうでもなさそう(;_ _)

ところで。
日本は四季があります。
春は桜が咲き、ポカポカ陽気な気分に。花粉症にも悩まされそう。
夏は海に山に花火に…暑さを忘れるほどの熱気を感じます。
秋は食に読書に運動に、とやってくる涼しさをまるでないかのように遊びつくします。
冬はやっぱり雪。白銀の世界に寒さも忘れて酔いしれてしまう…。
そんな風に四季折々楽しんでますよね。

そんな日常を思い浮かべることができるのは、日本が平和で、それを良しとしてきたから。
第二次世界対戦後の日本は確かに平和です。事実、多少の問題はあるにしろ、戦争といった類いのものにはあまりお世話になってません。

ですが、その平和は誰が、いや、日本人が本当に作ったものでしょうか。

今ある法律はアメリカがつくったも同然です。
敗戦国となってからの日本はアメリカに支配されているようなものなのです。
では、それに抗うだけの力はあるか、と言えばそれは否です。
軍事力は元より、まず世界の中での地位もさほど高くありません。
アメリカは国連なんて気にせずに戦争やるようなところです。不景気だろうがなんだろうが、ソ連亡き今、世界の中心はアメリカにあるようなものです。
日本は近代的な資源に乏しく、決して自由なわけではありません。むしろ他国の援助なくして安定した生活を国民に与えることができないほどの国です。援助なしでは江戸時代とさほど変わらない状態でしょう。

ならば日本はどうやって生き残るか。
技術力です。
日本人の特徴として「手先が器用」というものがあり、また技術力の応用では他国に退けをとりません。
そういったものを活かし、欧米諸国があっと驚くようなモノを作り上げるしかありません。
もちろん、それには多くの費用、多くの資源が必要とされます。
なので、まず日本は高性能・高品質のものを作るべきです。
日本はパクりの文化であり、それをより良いものに改良して自国の文化に反映させてきたわけです。
それから考えれば問題などないでしょう。
もっと積極的に他国のものを受け入れ、より良いものにアレンジするべきです。

あるいは、日本の技術力を活かし、工業や化学に力を入れるのが良策でしょう。
それこそ、欧米諸国に負けないほどの、いや、負けない技術力を持たなければいけません。
それしか日本の発展はないでしょう。
既に農業に絶滅寸前までの大ダメージを与えているわけです。そこからの復興は今や難しいでしょう。
まあ、日本の技術力で何とかするなら別ですが。

所詮、日本とてアジアのイエローモンキーに変わりはないのです。
詰まるところ、最初に力を持った欧米諸国に敵うのは難しい話のです。
後はアジアの「東方的」魅力に賭けるぐらいでしょうか。

ま、正式な占領国にならなかっただけましですね。

ともかく。
日本はもう安心して暮らすには難しいところまで来ている。
世界各国へ羽ばたくことも、そろそろ考えた方がいいのかもしれない。