輝石

今までの戯言も、かき集めたら。
きっと、歌にのせて輝きだすんだろうなぁ…。
…なんて。
 
それだけでは輝くはずのない石でも、いっぱい集めて、磨いていけば、何かひとつ輝くものができるはず。
あるいは、輝かせたいものを磨くためには、石ころも必要になるんだろうね。
 
 
雑誌で輝かしい表情を見せる人達。
そういう人達に、自分はなれるのかな…。
とか思ってみたり。
 
「輝きたい、変わらないものひとつ持って。」
 
何かで頂点になりたい気持ちはある。
極めたいし、究めたい。
堅苦しい専門家にはなりたくないけれど、最前線をゆく、旬で粋な人になりたい。
頑固にはなりたくないねぇ。受け入れてこそ知る世界の方を、ボクは良しとするから。
己を貫いて、不器用なまでに個性的である生き方はどうやら向いてないらしい。
とりあえずは、この浮世を楽しもうじゃないの。
 
 
クセがあるのも良いだろうが、万民に受け入れられるのも一つの才能。
平凡こそが一番の美点。
…それもまた、悪くないでしょう。
 
 
宝石は、努力が原料で、無くしたものと諦めたもので磨いて作る。
 
後悔は、後ですればいい。
今は、ただ、前を見据えて、地に足つけて、一歩一歩着実に歩くしかない。
 
 
輝きたいなら磨けばいい。
そうすれば自ずと光りだすだろうし、音楽も流れてくるはず。
 
浮世だもの。
 
スキップしながら歩きつつも、その後ろにはしっかりとした道があるようにしたいねぇ。
…なんて。
 
 
遊び人なんだけど確実に仕事をこなす。
そんな人に、嫉妬にも似た憧れを持つ。