目標

人生の指標とするべき人がいる。
人生の大部分になる職を選ぶ時期である。
しかし。
ボクは迷っている。
欲と欲がせめぎあっているからだ。
 
さてさて。
上手い・上手だ・凄いと思えるのは何でだろうか。
もちろんそれは必ずといっていいほど技術の有無が大きく左右するワケだが。
やっぱりその質に至るまでには相当の時間を有する。
その時間に耐えうるだけの精神力と、粘り強さ。
これらが自分に備わっているか、と考えた時に、いささか不安になる。
 
先人が見出した光に必ずしも手が届くとは限らないし、ましてや自らの目標ですら危うくなるものである。
しかしながら、その事実に絶望するようでは、ドリーマーとしては未熟である。
そう、ボクらは未熟なドリーマー。
夢を信じて、夢が夢でないことを示すために、がむしゃらに追い続ける者なのだ。
あるものはそれを愚者と呼び、またあるものは勇者と呼ぶ。
故に、危険を顧みずにその夢だけを追い続ける者ほど、生涯が美しく輝くのだ。
 
だから、とりあえずその夢物語を信じて。
今は今できることを、未来のためにできることを。
そして、全ての礎となるものを作り上げなければならない。
 
時間は短い。躊躇している暇などない。
大きな夢ほど、礎は深く大きく。