テストって・・・面白いね(失笑)

さて。
同級生諸君は今日大変な笑いの渦と戦いながら試験をしたことでしょう。
事実自分がそうです。
 
 
 
 
 
 
 
 
というわけで。
過去問対策にもなるしとりあえず大問1、2の本文と気になる問題の一部を転載してみる。
某教師(まぁ仮にSとでもしましょう)に感謝の意を込めて。
 
 
※ところどころ名前や表現を変えてお送りします
 
 
1.次の小学校2年生A君とB君(以下、両名敬称省略)の会話を読み、下の問いに答えなさい。
A「お腹大丈夫?」
B「うん、ちょっと下り気味。きっと父ちゃん丼のせいだよ。」
A「Aのそれで思い出したけど、今日の『小学生の政治学 選挙編』の授業は難しかったね。」
B「うん。でも大人になると日本国憲法基本的人権にある(1)権が認められるんだね。」
A「そうだね。夏休みにパパ・ママと投票所に行ったけど、パパやママは選挙権で投票したんだ。そういえばこの本に(2)会監修て印刷されてたけど、投票所でもこの名前を見たよ。Bもパパと行った?」
B「パパはそういう面倒なことはしないよ。でも(2)会はパパの学校でも生徒会役員選挙の時活躍するといってた。」
A「僕もあの投票用紙に早く書きたいな。Bのパパは学校の先生だから選挙のことをいろいろ教えてくれないの?」
B「パパはそんな難いこと知らないよ。でも、上級生になると級長とか児童会長を自分たちで選ぶと先生が教えてくれたね。」
A「上級生になったら児童会長に立候補しようかな。そのときはBも僕に一票入れてね。」
B「ポケモンカード5枚くれたらね。投票用紙にAと大きく書いて、最後に僕が投票しましたとBと書いておくから。」
A「・・・。でも、先生は、投票用紙に投票した自分の名前を書かないっていってたよ。どうして書かないのかな?」
B「消しゴムにとまってた虫を見てたから説明聞いてなかった。」
A「何ていう虫?」
B「わかんない」
A「ところで、児童会長は一人でしょ。一人だけ選ぶ選挙の方法は(3)だよね。」
B「うん。でもポケカ仲間やベイブレ仲間みたいなグループ単位に投票して選ぶ(4)は割り算使うから難いね。あの計算式は何ていったっけ?」
A「あぁ、(5)式でしょ?Bは計算得意じゃないの?」
B「苦手だよ。パパ譲りさ。パパなんか電卓使ってるくせにしょっちゅう点数計算間違えるって。DNAだよ、DNA!」
A「DNAて?」
B「知らないの?だから、なんでも、あぁなるの、ってことさ。」
A「へー。」
B「あっ!あれあれ!ほら、川の上に一杯飛んでるあの虫。消しゴムに止まってたやつ。」
A「あぁ、口の中に入ると気持ち悪いやつ。」
B「そうそう・・・何の話してたっけ?」
 
高等数学や英文法、ましてや教師の愚痴を話題にしない平和な下校風景であった・・・。
 
 
・・・
問2d Bの言い分はもっともなので、君たちがBパパに教えてください。
①・・・
 
 
問2f A・B「お兄さんたち、教えてください」
①・・・
 
 
2、次の文章を読み、下の問に答えなさい。
 
私は夢を見た。
 
私は、夢の中で、一人の乗船者だった。
嵐が去った翌日、新しい船長が選ばれた。
船長は新しい乗組員を任命すると、我々乗船者に言った。
「諸君、我々は忘れてはならないことがある。 それは、今から63年前に沈みかけたことである。 そしてその時、世界の先人の知恵を『乗船者規則』に定め、二度と沈まず、乗船者が皆幸せになれる船にすることを誓ったのだ。 我等の船は乗組員を含めた乗船者全員によって運航され、我ら乗組員は全乗船者の負託にこたえてこの船を航海せねばならない。」
 
船長が演説を終えると、各部署の新乗組員が報告した。
報告を聞き終えた船長は、「この船はあまりにも疲れきっている。」と呟いたが、すぐに気を取り直して一等航海しに尋ねた。
「この船の進路は?」
一等航海士は「嵐の前に私たちが定めた進路へ宣候(ヨーソロー)」と答えた。
管機関長は眠そうな目を向けながら「大丈夫です」と微笑んでいる。
しかし、傍らにいた桜井航海士は、「来月からの議会で船の予算を決めねばなりません。」とへの字を開いた。
船長は桜井に命じた。
「予算案を作りたまえ。」
 
乗船者は、それぞれ好みの食味でグループを作っていた。
船長を含め新乗組員も甘党・辛党・金平党の連合だった。
メタルフレームが光る長妻航海士によれば、かつて、一等船客のためのグループしかない船を見て驚いたと言っていた。
この船では、全乗船者から公選された代表者の議会が船の運航を決めている。
いつも普天間と呟いている福島航海士に議会のことについて聞いてみた。
彼女によれば、この船の議会も私の国と同じ2院制とのことだった。
私の国の日本国憲法42条には2院制は(1)と記されている。
彼女は、議会は乗船者の意思を反映するこの船の中で最も権威のある機関だと教えてくれた。
41条にある(2)を思い出した。
選ばれる議員の多くはグループに所属しているらしい。
議員の定数も合計すると私の国と同じ(3)人だ。
 
この船の郵便は私にお任せ、というので、郵便を出しに亀井航海士のところにいったら捕まった。
髪の毛の乱れが気にかかる彼は、この船にも三権分立があるという。
フランス人(4)が大成したあの三権が。
 
ドアのノックで目が覚めた。
顎を引き、上目遣いの岡田航海士が立っていた。
私の下船が1時間後と知らせてくれた。
桟橋からこの船を見上げると、さして大きくもない船だった。
 
ここで夢から覚めた。
不思議なことに、船名が思い出せない。
でも、水平線に向かって白い歴史を引いていく姿が頭に浮かんだ。
 
 
 
・・・
問2g 君なら、この船になんと言う船名をつけますか。
・・・
 
 
 
 
とまぁこんな感じ。
・・・長かった・・・。
 
 
 
さて、ここから解説。
まず1から。
 
Bのネタさ加減が半端ない。
消しゴムに止まった虫を見ていて説明を聞いてなかった、というね。
DNAが「だから、なんでも、あぁなるの」というね。
 
ちなみに奇しくもBの名前が出題者のご子息と同じ名前なんですねぇ。
もしかして何かの縁でしょうか(失笑)
 
 
つぎ、2。
 
ネ タ し か ね ぇ 。
 
唯一桜井さんが分からなかったのが心残りである。
まさか意外と字が可愛いことに定評のあるあの福島みずほまでだしてくるとは・・・。
あまりにオンパレードすぎて、死ぬかと思うくらい笑いをこらえたのはいい思い出。
おそらく船長の名前は鳩山。
 
 
いやぁー、本当に、試験って、面白いですねぇー(某シベリア超特急監督っぽく)。
 
 
 
さて。
明日はスーパー国語Day。
もう知らん。