自分って

はい同窓会終了ー。
…収穫?
メアドと情けない歌唱力アピールとよくわからん付属物数種類だけだよ?
あとは雑用と聞き役に徹してたよ?
…ちょくちょく話題のオチがわからなかったけどね。
みんなよく覚えてるなぁ…。
自分は先生の名前を言われたってうっすらと思い出すくらいでしたからねぇ…。
自分の記憶力の悪さに我ながら失望。
 
 
 
しかしあれですねー。
3年以上も経ってるんですねぇ。
壮行会に行っ…たんだなぁ、今の今まで忘れてたわ。
しかしそれから3年とちょっとが経ったわけですよ。
 
変わったように見える人も変わらずにいるように見える人もいましたねぇ。
…自分も昔と変わらず、相変わらず女子のパシり的な立ち位置になってましたがね…。
まぁいいんですよ、そうやってでも声をかけてもらえるなら。
寂しさはこの3年の間で慣れたしね。
 
 
 
ボウリングのスコアもなかなかピエロ的な点数を叩きだし、プリクラでまさかのソロショットになり、ガンシューティングの微妙な上手さを見せつけ、前述の通りカラオケで謎の歌唱力を見せつけ、談笑タイムにも関わらずコーヒーと友達になることでほとんど喋らなかったわけです。
…なんというか、お道化以外の何者でもないです。
…なんて考えてしまうのは人間失格の影響だろうか…いかんいかん。
ま、紅一点ならぬ白一点の状況で「Final moratorium」歌ってきたわけだし、なかなかのピエロっぷりだったんじゃないかな、なんて思ったり。
 
 
別にピエロでもなんでもいいです、えぇ。
どこかに置き忘れて少なくなってしまったプライドに触れなければ、別に、いいです。
 
 
 
ま、かなりマイナスな文章ですが、別に嫌なことなんて無かった(のか?)わけですから、楽しかったんじゃないかと。
また誘ってほしいものです。
…こんなピエロで良ければ。
 
 
 
 
まぁいかにもヲタクっぽいナリですし。
何だかんだで「はいはい」って言ってその場のノリに合わせて汚れ役をしてしまうわけですし。
天パーに中肉中背、おふざけに付き合うピエロ、それでいて灰汁が強いわけではないですから。
 
そんなんだから、こんなんなんだ。
…そう思った。
 
 
 
 
ある仲間内では「サドっ気たっぷりの、普通の人とは何か一線を画した人」で通ってる。
またある仲間内では「ボケに徹しつつも突っ込みも行い、また作曲もやってるらしい絶対音感の不思議な人」で通ってる。
赤の他人から見れば「ちょっと強面だけどその割には謙虚」な人。
家に帰れば「パソコン部屋にいるか音楽を聴いていて、趣味丸出し」の人。
 
 
本当の自分って、いったいどれなんだ?
 
 
 
その全てが自分であることは間違いないんだけど、でもそれを認めるのはしゃくだ。
そんなふらふらした自分が、果たして自分であると断言できるだろうか。
…少なくとも今の自分には出来ないことだ。
 
 
 
自分らしさ、って何だろうね。
気取ってないときの自分の様を言うのかね。
 
じゃあ年中無休で何かを演じているような人には、そんなものないとでも言うのかい?
 
 
自分の全てが何かの真似事、なんて本当は自分でも考えたくない。
きっと違う、これは自分自身なんだ、って訴えている自分がいる。
そして…そう思わない、自分もいる。
 
 
もう何年も問い続けている。
「何が本当で、何が嘘なのか」って。
目に見えるものだけがすべてじゃないなら、どこから見ればそのすべてが見えるのか、って。
 
結局、自分を信じるしかない、って自分が言った。
その自分を信じられなくなったら、今度は何を信じればいいんだ?
 
自分らしくない自分は、まわりまわって、それが新たな自分らしさになっていく、そう言いたいのか?
 
 
認めたくない。
本当の自分があることを。
認めたくない。
本当の自分でないことを。
 
矛盾だらけの精神と、無秩序な身体をもて余してる。
なすがまま、あるがまま、そう思って生きてきたらこうなってしまった。
…今さらどうすればいいのだろう。
どうにでもなれ、って念じ続けてきた自分にたいして、どうにかしてくれ、なんて今さら言えない。
…どうすればいいのだろう。
 
 
 
人間不信、なんてそんな生々しいものではない。
自暴自棄ほどの狂気も孕んでない。
しかし、だからこそ。
テレビの向こうの恐怖のような、リアリティをもったフィクションを見ているような、そんな錯覚に陥る。
 
 
…錯覚?
 
 
まさか自分は、自分自身を錯覚しているのだろうか?
 
 
ならば、錯覚の向こうに隠された自分は、今なにをしているだろうか。
どんな自分に育っているだろうか。
どんな夢を見て過ごしているだろか。
 
 
 
自分という地名を、自分の地図から消してしまった。
だから、そこへの行き方がわからないままなんだ。
 
 
 
早く思い出して、もう一度記さなきゃ。
…いずれまた、見失うだろうから。
 
 
 
 
…昔の記憶がない。
今日の一件についてもそうだったが、ともかく中学生に入るまでの記憶があやふやすぎる。
一番、自分自身の存在価値を揺るがした時期だというのに。
たった、3年前のことなのに。
 
一体全体、自分は何をしてしまったのだろう。
その答えが見つかるまで、自分は、しばし役者にならなければいけないようだ。
演目は「ありのままでない自分」だ。
 
仕方ない、もう一度ステージに立たなければいけないらしい。
…人気者のピエロに、泣き言を言う暇なんてないのさ。
 
さ、ショーの時間だ。
自分自身を酔わせてやれ、哀しいピエロさんよ。
君の出番は、まだ続くんだ。
…きっと、永遠に。