えれくとろきゅーてぃか

わけがわからない。
細胞の一つ一つが異様な興奮を覚えてる。
拒絶みたいな、悪寒のような。
でも聞く、聞きたくなる。
 
―こんなに恐ろしく思った曲も、ないかもしれない。
 
 
 
テンポがつかみづらい。
どうやら変拍子が時々あるようだ。
しかしそれは問題ではない。
 
 
サウンドの使い方が異様だ。
なんというか、「時雨」のような間合いと中田ヤスタカのような奇妙さ。
そして過去のどんなクリエイターにもなかった奇抜さ。
そう、まさしく「奇」なのだ。
 
ELECTROCUTICA―。
いや、Treowさん。
 
これは、今までなかった。
ありそうで、の一文すらつかない。
 
背筋がぞっとする。
全身で恐怖を覚える。
 
こんな作曲者がいたのか、と。
こんな曲があって良いのか、と。
こんな、こんな!
 
 
「うそだろ、ありえねぇ」
 
 
率直な感想がそれでした。
こんなサウンド、許されるのだろうか。
狂気じみた、いや、狂気そのもの。
メタルサウンドでもなく、テクノミュージックでもない。
ポストロックでもないし、ダンスミュージックなんてもってのほか。
形容のし難い音楽。
まさに「個性」。
 
 
こんな作曲者が埋もれていたのか。
こんなサウンドが存在したのか。
こんな、こんな!
 
 
―参った。
参った。
 
 
 
みなさんも、機会があれば、ぜひ。
衝撃が、電流が走ります。
 
おかしい。
これはなにかがおかしい。
 
 
やー、すごい。
おかしい、すごい。