世界に一つだけの音楽

むぅ。
 
 
 
あ、藤です。
 
やぁね、ちょっと考え事をね。
 
 
 
作曲に華がないなぁ、とね。
 
梶浦由記さんの曲とか、菅野よう子さんの曲とか、その他ありとあらゆる作曲者の曲を聞いてるわけです。
ElementsGardenみたいなのからTreowさんみたいなのまでね。
野呂一生さんのも魅力的だし、神前暁さんのも捨てがたい。
J.Barnesも良いし、A.Menkenなんかもう素晴らしいわけです。
などなど、本当に色々なジャンルの、様々な曲を聞いてるわけです。
 
 
何が一番良いのかな。
 
 
何が一番なのかな。
 
 
 
とりあえず、J-POPでは「世界に一つだけの花」だと思う。
老若男女問わずに受け入れられる、作詞作曲ともに高い水準にある、歌い手も良い、など。
好き嫌いは別として、曲として一番、だと思います。
 
 
しかしながら、所詮はジャンル単位。
「音楽」の世界はそんなに狭いものではありませんからね。
 
 
 
 
とすると、「We are the world」だったりするのでしょうか。
それとも「It's a small world」なのでしょうか。
 
 
 
わかりませんね。
うん、非常に繊細で難解で判断のしにくい問題です。
 
 
 
理論上では「好まれやすい音楽」のパターンがあるそうです。
Liaさんなどにみられる「1/fのゆらぎ」、「BPM=120」、「崖の上のポニョ」にみられる「不安定なメロディー」など。
確かに、人の耳には残りやすいですよね。
ちなみに「崖の上のポニョ」は理論的にはかなり当てはまっているようです。
 
 
しかし、それはそのジャンルを聞く人にとって心地いいだけ。
実際、クラシックしか聞かないんだZE☆という友達は、「崖の上のポニョ」を上映から半年近くたつのに知りませんでしたからね。
それに、メタルを聞く人が演歌を聞いてしみじみくるか、と聞かれると、難しいですよね。
自分はまぁしみじみきますが。
 
 
 
なんというか。
「音楽」は全世界共通の概念でしょうね。
しかし、「一番の音楽」は個々人によって違います。
 
 
まあ、多数派であれば、ね。
それはそれで「一番なんだ」って言いきれるかもしれませんけどね。
 
 
 
ちなみに。
あるキーボーディストの方いわく。
小さい頃は、いわゆる「メジャーコード」が一番耳に残るそうです。
割と長調が好き、ってことでしょう。
確かに自分自身、Fが好きでしたねぇ。
今はEm7なんですが。
で、段々大人になるにつれてより難解な、つまりm7とかsus4だとかが好きになってくるわけです。
JAZZの良さが子どもに伝わりづらいのは、きっとそういうのもあるんじゃないでしょうか。
 
…と、年によって好みが分かれるのも事実。
そんななかで老若男女問わずに、なんていうのはかなりの難問なわけです。
 
 
楽家としてはね、皆に受け入れてほしい、自分のサウンドの個性を受け入れてほしい一心でやってるわけです。
そのためには、もう筆舌に尽くしがたい量の汗と涙と時間を要するわけです。
…たとえプロでなくとも、そんなのはひしひしと伝わってきます。
だから、そのために。
 
聴き手に委ねる、のではなく自分から。
聞かせる音楽なら、聞きやすい音楽を。
…今なら、そう思える。
 
 
 
とはいいつつも。
幼少の時からのピエロ根性、まさに三つ子の魂。
やっぱりどこかパフォーマンスに走ってしまうのは、奏でることよりも楽しむこと、って考えてるからなのかな、なんて。
演奏家としてはあるべき姿だなぁ、と反省。
明日も暴れます(笑)
 
 
 
とある友人の母親に「壊れた」と言わしめた藤です。
まだまだ壊れていきますよ。
…違うか(笑)
 
それではー
おやすみるくー