藤的音報。 -6/15発売のもろもろとか-

どもふー。


今回は先日、6/15に発売になったばっかりのアルバムをいくつか紹介していきます。



まずは、Superfly「Mind Travel」。

一曲目の「Rollin' Days」に始まり、「タマシイレボリューション(Extended Ver.)」、「Free Planet」など、今回もまた力強い楽曲ぞろいです。
もちろん、「Secret Garden」などの優しい楽曲や、「Ah」という歌詞が「あー」だけの曲があったりと、なかなか面白い公正になっております。
また、このアルバムの初回版は2枚組になっておりまして、Disc1は上記を含む全14曲、Disc2は「Dancing On The Fire」、「Roll Over The Rainbow」など全10曲分のミュージック・ビデオを収録、という豪華っぷり。

また、この「Mind Travel」発売を記念して、『「Mind Travel」リリース記念 Free Live at 横浜赤レンガ倉庫 2011.06.15
』という入場無料のライブを敢行したりと、とても精力的に活動されております。
ちなみにこのライブ、LISMO WaveやUstreamで完全生中継されていたらしいですよ!

さらに!
アルバム収録曲である「Morris」の着ムービーが、父の日1日限定で無料配信されることに。
wamo!にて、『Mind Travel』収録曲の「父の日」ソングである「Morris」の着ムービーの無料配信が行われます。
明日19日(日)、1日のみの限定無料配信ですので、お忘れなく。
ちなみにこちらの配信はwamo!限定となっております。

と、いうわけで。
越智志帆さんのパワフルな歌声に今回も圧倒されちゃってください♪


つづいては、9mm Parabellum Bullet「Movement」。

ついに出ましたニューアルバム。
先行シングルとして発表された「新しい光」を含む全11曲。

今回は全体的にテンポの速い曲が多め。
そして何より、シャウトがほとんどない!
ギターの滝さんいわく
「暑苦しい曲を中心に書いてきたけど、元々切ない曲も好き。9mmのカラーを踏まえつつ、やりたいことをやった」
だそうです。
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/music/mnews/20110616-OYT8T00354.htm
その言葉に恥じない、9mmらしさを失わない、切ないメロディーが非常によく沁みましたね。
「Face to Faceless」「銀世界」「カモメ」など、非常にメロディアスな楽曲が多かったように感じられます。

逆に言えば、「9mm=破壊衝動」と考えていた人にはいろんな意味で裏切られるアルバムになったのではないかなぁ、と思います。
もちろん、ギターはジャカジャカなってますし、ドラムもバンバン鳴ってますし、ベースもブイブイ言っております。
しかし、今回は同じ破壊でも「静かな破壊」「崩壊」に近いのではないですかね。
どこか冷たさを感じる、暖かい絶望のようなものを、天使のメロディーで伝える、といった具合でしょうか。

ともかくメロディーがキレイ。
9mmファンの想像を覆す、ある意味すばらしいアルバムになっていると思います。


つづいて、Last ALLIANCE「for staying real BLUE.」。

前作からわずか8ヶ月でのニューアルバム、ということですが。
今作も見事なLAST ALLIANCE色の楽曲揃いです。

疾走感あふれる1曲目「in my hand」に始まり、ハードな2曲目「Revolution is starting」や、珍しくシャッフル風味な面が垣間見える3曲目「カポネのボルサリーノ」など。
どことなく哀愁漂う「One」、ポップな印象を与える「Redesighn」など、ただのロックバンドとは思えない幅広さを見せているアルバムだと思います。

また、初回限定盤には昨年12月3日に行われた下北沢シェルターでのアルバムリリースパーティーの模様を収録したDVDが、また通常版には現在では入手困難なバンド初期の音源“一握りの青”と“Melancholy”がボーナストラックとして収録されています。
どちらを買うかは貴方次第ってやつですね。
また余談ですが、前作「Keep on smashing blue,」と今作「for staying real BLUE.」のタイトルを繋げると「Keep on smashing blue, for staying BLUE.」(変わらないために、変わり続けること)という、LAST ALLIANCEのスタンスを表現した言葉になるそうです。
なかなか凝っているなぁ、とつい感心してしまいました。

と!いうことで。
もちろん聞きますよね?


最後は、BLOOD STAIN CHILD「εpsilon」。

メロディックデスメタル、とWikipedia先生は記しておりますが、最近では「もはやメタルじゃねぇ!」と言われてしまうほど、シンセサイザーを巧みに利用したデスメタルを発表しているこのバンド。
2010年にリードボーカルだったSADEWとドラムスのVIOLATORが脱退し、その後新ボーカルSOPHIAとドラムスGAMIが発表され、そして今作が新生メンバーとしては初となるアルバムリリースです。

日本ではまず聞くことの無いこのバンド名。
しかし海外での評価は意外と高く、先日もアメリカでライブをしたところあっという間に入場制限がかかるほどだったそうですよ。

というわけでこのアルバムなのですが。
今までのSADEW氏のような図太いパワフルな路線とは打って変わって、SOPHIA氏の美しくも芯のあるボーカルをとてもよくフューチャーした、一風変わった曲調となっております。
なのでここから聞き始めるよ、という方も多くなるかもしれませんね。

このバンドの特徴はなんといっても「テクノチック・エレクトリックな重厚感あふれるメタル」というところですかね。
シンセ(キーボード)担当のAKIさんが浅倉大介さんをリスペクトしているということなのですが、このアルバムの中の一曲「Electricity」を聞けば一目瞭然。
そんな中でそこに激しいドラムがあるというのに、なんだろうこのえもいわれぬ心地よさ。
なるほど、ロックもただのロックであればいい時代は終わりを告げようとしているのだな、とすら思わせるほどの革新的なサウンドは、きっとしびれること間違いなしです。

「Sirius VI」に始まり、「Forever Free」や「Unlimited Alchemist」などの激しいメタル調を機軸にしているものもあれば、「Stargazer」、「Electricity」、「Dedicated to Violator」といったテクノ調を基軸にしているものもあり、さらにはどこか親しみやすい「Merry-Go-Round」や、エンディングにふさわしいバラード調の「Sai-ka-no」など。
日本にいながら、なぜこのバンドを知らないで今までいたのか、激しく後悔することになります。

SOPHIA氏に代わったことでさらにメロディアスになり、またクオリティも上がったBLOOD STAIN CHILD。
この機会にぜひ、お聞きください。

なお、このバンドはデスボイスを用いますので、苦手な方はご注意を。

ただ聞きやすいデスボイスなんじゃないかなー、と思っておりますので、「デスボイス初心者なんですが」という方はぜひとも聞きましょう!

ちなみに「εpsilon」のトレイラームービーはこちらです。




以上!
今回の藤的音報でした♪