可愛いを下さい

神様お願いです私に可愛いを下さい

貴方は人気者 私は窓際
何をするにも意識してしまうよ
輝いている その眩しさは
朝日のようで 夕日のようで
私に暖かさをその大きさをじんわりと

恋焦がれるこの気持ち
貴方に振り向いて欲しいと願う だから
神様お願いです私に可愛いを下さい

眼鏡を外したり 髪を解いたり
どうにかして気を引こうとするけど
目と目が合えば その眩しさに
顔を背けて 視線逸らして
私は恥ずかしさにこのトキメキに負けちゃうんだ…

踏み出せないこの一歩
不安に阻まれて言い出せないよ だから
神様どうか私に「好きです」と言わせて下さい

不釣合いだよね 王子様に召使なんて
似合わないよね 分かってる
ガラスの靴があれば私にも…ねぇ…
魔法をかけてよ 12時を回っても解けない魔法を

好きと気づいたその日から
貴方を想うことしか出来ないの だから
神様お願いです私に可愛いを下さい

どうか私の想いを受け取って下さい…