偽善者に告ぐ

昨日「雨降るの？」とか書いてたら今日ホントに雨降った。。。
どもっす。
　
「けいおん！」にはまってる人が多い。
え、何なの？それ、おいしいの？
というかさ、「けいおん！」でバンドブーム来たら死にたくなるよ？ホントに。
　
あのー、ね。
皆さん影響されすぎです。アニメとかドラマとかに。
あのね。
流行も大事だけど、貫くのも大事なのよ？
付和雷同の人生、そんなもんつまんないっしょ？
　
だからね。
アニメとかマンガとか。
それをただ単に見ているだけの人をヲタクだー、ヲタクだー、って言うのやめましょうよ？
確かにコアな人はうざいよ？ボクだってうざいと思う。
人が興味ないものを無理やり押し付けてくるのは、不快極まりない。
だけどね。
そうじゃない人だっているんだよね、ご存知でしょうけど。
それなのにあんたがたは無差別に批判する、無差別に弾圧する。
当人たちはドラマとか小説とか、そういった「同じ部類」にはまっているのにもかかわらず、ね。
　
同じ穴のムジナなんだよ、結局のところ。
何に想像力を膨らませるかが問題なの？
文字と絵の違いって何なの？
そんなもんどこにもないよ？
三次元と二次元の違いって何なの？
その論点の中には「優位性」なんてどこにもないよ？
ドラマだって、もとはマンガだったり、小説だったりするんだよ？
「事実を基にしたフィクション」ってのは、全部が全部実際にあったことじゃないんだよ？
所詮、あんたら一般人だって、夢に生きてんだろ？
それはヲタクだって変わらないのさ。
　
「イタい」って思うでしょ？
それは単なる嫌悪感なんだから、そんなもんに正義を乗せないでくれ、そんなもんで三次元を正当化しないでくれ。
お前らが実際に触れられる世界なら、それでいいのか？
だったらお前から音楽はなくても良いんだろ？
お前から小説なんてなくったっていいんだろ？
　
可能は決して結果にあらず。
人のカタチをした、いかにも人に見えるものだったら、それでいいんだろ？
人のカタチをしていないのに、人を堂々と謳うのがいやなんだろ？
　
テレビだって、二次元なんだぜ？
テレビの向こう側なんて、所詮二次元なんだよ。
お前が実際に触れるはずのない世界がそこにあるだけなんだよ。
蜃気楼と同じさ。
　
断じて言っておく。
ボクは二次元を推奨するわけではない。
ただ、お前が勝手に信じ込んでいる三次元の優位性が、気に入らないだけなんだ。
そんなに嫌いなら、そんなに三次元が好きなら。
お前に媒体なんていらないはずだよな？
　
情報化社会である以上、三次元だけの生活なんてほぼ無理なんだよ。
それでも、お前が、二次元を否定するというのなら。
情報化社会から逃れれば良いんじゃない？
お前が二次元を全面否定したところで、二次元はなくなりはしない。
ボクが二次元を全面推奨したところで、二次元が優位性を持つのではない。
ただ、対等な立場で、接したいだけなんだ。
　
　
　
だから、ボクはマスコミが嫌いだ。
ヲタクのことだけではなく、すべてにおいて「公平性」・「平等性」を掲げながら、「事実」という独断と偏見でしか、ものを見れないから。
　
誰一人として、他人の心を知るものはいないさ。
だからこそ、知る必要があるんじゃないか？
ヲタクだって、生まれながらのヲタクではなかったんだ。
お前らだって、生まれながらの一般人ではなかっただろう？
おんなじさ。
君が嫌悪している「イタい」人たちは、君とおんなじ種族の人なんだよ。
　
　
ヲタクはね、君の知らない世界を知っている、知りすぎている。
君はね、ヲタクの知らない世界を知っている、知りすぎている。
だからこそ通じ合えないんだ。
だってそうでしょ？違う世界にいるんだから、分かり合えるはずなんて、ない。
　
嫌いだから接しない、それは君のへ理屈だ。
単に、自分に災いがこないように逃げているだけだ。
もちろん、逃げることだって大事だ。
けれどもそれと同じくらいに、立ち向かうことだって重要なんだ。
　
通じ合えないことに苛立ちを感じるなら、通じ合いたくないなら。
とことん拒めばいい、とことん逃げればいい。
そうすれば、君はその世界と係わり合いを持つことなんてなくなるだろうし、その世界を知りえるはずもないね。
　
何も反応をしないのに、いやだ、っていってるのは、君がだだをこねているのとおんなじだ。
食わず嫌いしているようなもんなんだよ。
少しで良いからかじってみ。
君が駄々をこねるのはそれからでも遅くない。
　
　
ともかく、だ。
三次元だけで二次元を語ろうなんざ愚の骨頂さ。
君が見ているその世界が絶対なわけでも、また絶対に限りなく近いわけでもないんだから、そう簡単に人を拒むような真似をしてはいけない。
それだから、嫌われるんじゃないの？
　
プライドにしがみついている人間なんて、所詮弱いさ。
付和雷同ではなく、臨機応変を。
二次元と三次元を分け隔てなく理解できるようにしたいものだよね。
　
というわけで。
ヒーロー気取りの偽善者さん、ご愁傷様。
君がどんなに正しいことをいっても、君に張り付いたイメージが周りの人にそれを正しいと思わせないんだよ。
人を変えたいなら、自分がまず変わりな。
　
二次元を愛せとは言わない。
三次元から離れろとは言わない。
君の持ってる信念なんて、所詮誰にもわかりうるはずがないんだ、ってことを、押さえてほしいだけだよ。