深海の叫び

実は最近ジャズのあわせの時にこっそり自分のmp3プレーヤーで練習風景を録音しております。
目的は自分のドラミングを聞くこと。
雑誌のアドバイスにあったことだし、先人がやったことを真似る、ってのも兼ねて。
 
 
絶望した!
 
 
まあ元から完璧なドラミングができてるとは思ってなかったけどさ。
 
ま、こんなもんか。
所詮今はまだそんなもんか。
まあ、後考えられる原因は一つ。
セッティングミスったから?
 
いずれにしてもまあ…。
絶望した。
 
 
 
絶望ついでに一つ話をしようか。
 
 
 
自分は、みのりんが好きだ。
PCの壁紙、携帯の壁紙共にみのりんだ。
みのりんのWebラジオも聞くし、ブログも見る、CDも買った。
 
 
でも、満たされるわけのないこの気持ち。
 
 
自分は…本当にみのりんが好きなのか?
単に偶像崇拝してるだけなんじゃないのか?
アニメでの活躍、素晴らしい歌唱力、外見とは裏腹に可愛らしい内面。
…そんな「設定」や「ステータス」、「履歴」にしか興味がないのではないか?
そんな気持ちになる。
 
 
まず、自分を見つめ直す。
 
 
そうして浮かぶ問題点。
 
 
「好き」って何だっけ。
 
 
 
人を愛することを忘れたのか?
好きになることを忘れたのか?
なのに「好き」だと感じるのか?
 
 
あべこべな、自分。
 
 
みのりん、が好きなのか?
茅原実里、が好きなのか?
茅原実里のポスター、が好きなのか?
茅原実里のラジオ、が好きなのか?
 
本当は、好きでもなんでもないのではないか?
 
 
 
肯定しかしてこなかったものを、今ここで否定してみる。
その瞬間、酷く、酷く悲しくなった。
自分の信念が、自分の意志が、自分自身が、否定された気がした。
 
 
それでも。
それでも、
 
今肉体は存在していて。
精神が犯されても自分と言う殻はまだここに在って。
気持ちのない人形がここに在って。
涙の一つもでない人形がここに在って。
ここで、泣いている。
涙を流すことなく、泣いている。
 
 
ズレだ。
 
シンクロしない。
 
気持ち悪い。
 
 
 
 
みのりんのこと、本当に、好きなのか?
本当に、偽りのない、純粋無垢な心で、彼女を好きだと思っているのか?
 
 
…分からない。
 
…分からない。
分かるわけがない。
メモリのない物差しなら、意味がない。
例えそれが、高価なものでも、貴重なものでも、命でさえも。
気まぐれな天秤に乗せたところで、すべてがわかるわけではない。
 
所詮そんなもんさ。
心ってやつは。
どこまでも人を惑わせて、どこまでも人を苦しめる、悪魔そのものさ。
甘い夢を見てるうちには分からない。
夢から覚めなきゃ、その夢が夢だって分からないもの。
 
 
好きなうちは、好きだってことも分からなくなるのかな?
それとも、好きだってことも全部夢なのかな?
 
 
夕日が昇る日が来るまで。
朝日が沈む日が来るまで。
星が海に輝き、イルカが空を飛ぶ日が来るまで。
 
この夢は覚めない。
この悪夢は消えない。
 
 
永遠と言う刹那。
その中に潜む悪魔と今、ボクは向き合っている。
天使でもなんでもない自分がね。
何で向き合ってるんだろうね。
本当、意味がないのに。
 
 
好き、嫌い。
それとも、何でもないのか。
 
そんなの、空飛ぶイルカにしか分かりっこないさ。
少なくともボクは知らないね。
知ってたら、今自分は行動を起こしてるだろうからね。
 
 
いずれにしても。
自分は、まだ独りだ。
自分は、また独りだ。