無気力の学
どもふ。
もう何がなんだか分からなくなったので、今日はマンガをせっせと読んでいました。
いつ停電が起きるかわからないし、計画停電も中止になるし、もうなんだか引きこもりたくって仕方なかったので、PCもろくに使わずに「となりの801ちゃん」とか「殺し屋さん」とか「GA 芸術科アートデザインクラス」を読んでました。
テストが無くなって。
部活も無くって。
他人と接する場所がメールしかなくって。
ニコニコ動画を見て笑おうとも。
わずかな時間で電子ドラムを叩こうとも。
決して満たされることの無い満足と、有り余った静寂と孤独。
生きることに精をかけることが出来ずに。
生き死にや未来を考えることも出来ずに。
ただただ虚ろなままで。
ただただ寝転がって。
自分がヲタクを拗らせて家に引きこもっていた、あの中1の夏よりヒドい。
歌だ。
ただただ歌だ。
歌しかない。
そういえば一昨日からまともに曲を聞いてない。
聞いたとすれば、ニコニコ動画に上がっているMADか、あるいは無機質なメールの着信音くらい。
彼や、彼女の歌を、まだ聞けていない。
それはおろか、まともに曲を聞いてない。
インスト、民謡・演歌、国家…。
聞いてない。
これはもうヤバイかもしれない。
こんなに曲を聞かない日々は今まで一度足りとてなかった。
どんなときでも、常に頭のなかでは1、2曲ループしてて、決してその音が鳴り止むことは無かったのに。
この数日、頭の中の風は凪いだままだ。
これは天変地異かもしれない、いや、まさしく天変地異だ。
こんな状態は、本当に、おかしい。
無気力だ。
出来ることなら逃避したい。
またあの芳しき2次元の魅力を感じてみたい。
でも、それができるだけの精神力があったなら、今ごろ自分は別のことをしていたであろう。
自由なんてものはなかった。
檻から開け放たれ、束縛するものを失った自分には、自由よりも先に不自由がやってきた。
そう、いつだって。
自分は気にも留めない何かに縛られて、初めて自由を手にしてきた。
それが今、束縛を失い、何もかもを創らなければいけなくなった今。
自分は、創造の自由よりも先に、自然の不自由に捕らわれている。
言語にしても、環境にしても。
何か道具を使わねば、何か道具に縛られなければ、人は創意工夫をするのを止めてしまう。
何か条件が無ければ、人は人としての理性を失う。
今、自分は、自分が思う「人」らしさを欠如している。
そのことを、ただただ眺めているしかない自分がいる。
暫く続くらしいこの生活。
果たして復旧したときに、自分はその文明に帰れるのだろうか。
果たして疑問である。
それでは。
おやすみるく