崩壊と破壊の序章

その目、だれの目?
 
 
懐かしいなあ、CHAOS;HEAD
一年前か…。
 
 
なんでこう傷ついてるときに限って、傷つけるものを見るかな、自分。
GTAとか、CHAOS;HEADとか。
こないだはさよならを教えての話をしてたしな。
検索してはいけないワードの一覧をみたり(もちろんそのワードの検索はしていない)。
 
 
病んでるのかね。
まさか。
そういうのをプレイしていないだけまだましさ。
 
ただ…。
概要を聞いている辺り、アウトかもしれんね。
 
 
 
自分を傷つけて。
ただひたすら傷つけて。
いつしか傷が病になって。
病がただひたすら自分を侵していき。
そして最後に病は自分になる。
 
ありえない理屈があり得てしまうこの世界。
こんなの、普通でしょ?
 
快楽殺人者を研究するひとが快楽殺人者になりうるこの世界で。
妄想が現実になるのも時間の問題なんじゃないかしら。
 
 
木刀を買っただけで自らが強くなったと勘違いするのと同じ。
主人公が自分と似た境遇だから、自分もできるはず。
そんな、過ち。
 
剣を操るはずが剣に振り回されている。
法を司るはずが法に縛られている。
抑制の対象とするものに支配されている。
それと同じ。
 
 
 
―妄想具現化。
―脳内補完。
 
都合のいいように現実を妄想にすり替える。
そしていつしか、ありえないはずの現実が法となり、道理になる。
…いつしか、「現実」が妄想になる。
 
 
そんな紆余曲折を経てでも、強くあるべきだと思う。
だからこそ自分を傷つけている。
…そういう言い訳を作る。
 
 
単につまらない世界を変えたいだけ。
変えられない世界を妄想の中で作り上げる。
まるで箱庭。
 
あげられない悲鳴を自分に向かって叫ぶ。
止められない衝動を自分の心に全速力でぶつける。
また一つ、ありえない世界の中で眠る。
そうやって、太陽の下を過ごす。
 
 
快楽と悦楽と時々のサディスティックな感情。
現実と対峙しながらひそかに胸中で蠢いている。
今も、ずっと。
 
歯止めがなければ今頃きっと。
 
ミイラ取りなんてそんなもん。
一歩踏み外せばもうそこは棺桶のなか。
 
それくらい、狂ってる。
 
 
愛しいくらいの狂おしさ。
狂おしいくらいの愛しさ。
蠢く、ざわめく。
 
 
―この混沌の瞳に写るのは―何?
 
 
 
 
…破壊よりもきれいな「こわし方」を。
狙撃よりも鋭利な銀色を。
 
―全てを、斬る。