空虚、空想

愛した「もの」だから

どんな楽譜にも、必ず終止記号がある。 どんな本にも、必ず最後のページがある。 人もまた、同じ。 どんなに長年連れ添っても、どんなに長年恨んでいても。 例えそれが、家族でも、親友でも、主従関係でも、あるいは、赤の他人でさえ。 出会ったならば、必ず…

押し潰されそうな 躰 矢印にさされて 涙をかぶって 倒れる事すら出来ず ただ立ち竦んだ夜 ふらと ゆれる 殴りつけるような雨 雨! 轟く 打ちつける 槍のような激しい悲鳴 目の前を崩して 足元を揺らした 叫び続ける この雨 雨! 捻り潰されそうな 心 朝焼け…

自分の、ゆめ。

寒空の中久々に綺麗な夕日を見た。 部活もあったりするので、最近は随分とご無沙汰だった。 それと、独りだった。 たまには、いいよね。 たまには、ね。 いつからあんな夕陽を好きになったのだろう。 話は小6まで遡る。 そのころは受験間近だった、にもかか…

浮遊感

ここにあるこれはなんなのだろう こんなにあいまいで こんなにゆらぐ さわらずともゆれるがゆえに ただのかぜすらきょういとなる そうかとおもえばじしんにはつよい たおれやしないしおれもしない つよいんだかよわいんだか かがみにうつるそれはたいそうぶ…

music sanctuary

音楽になりたい アレンジャーでもコンポーザーでも ボーカルでも演奏者でもない 音楽になりたい あらゆるジャンルや文化を あらゆる感情や時代を超越した 音楽になりたい 音楽は どこまでも優しくて どこまでも冷たくて どこまでも孤独で どこまでも愛されて…

懺悔

駄目ですね 疲れは人の五感を鈍らせる 分からないんですよね たとえそこに好物があったとしても 好物と分からずにボーッとしながらただ食べている 美味しいか不味いかすら分からずに 駄目ですね 疲れは人を悪くする 癒さないとね 色々 おやすみるく

だけど決まって、変わってないよ、って言うんだよね

あれから君は変わった 髪の長さも 服のセンスも あれから君は変わった より感情が出なくなって より笑顔が稀少になって あれから貴方は変わった 声は低くなって 身長は私を抜いて あれから貴方は変わった より怪訝な顔をして より取り繕うようになって わか…

反逆者

人は変わるもの 時代は巡るもの 時は流れるもの 感情は失せていくもの 否定したいし肯定したい 肯定したいし否定したい でも 変わっちゃいけないものが 巡っちゃいけないものが 流れちゃいけないものが 失せてはいけないものが ここにある そこにある そうだ…

死んだ魚のような目をしている

腐敗 逃避 勝利 嘲笑 罵倒 憎悪 悪寒 敗北 吐気 苦悩 衝動 殺意 凡人 嫌悪 冷血 懺悔 自我 虚空 鬼神 劣等 貧困 陰惨 優秀 あらゆる自分 殺しあう自分 生き残る自分 死にゆく自分 うごめいて うずまいて どろどろと くろぐろと 油のようにまとわりついて 水…

無題

癒して…

2#4##*22234##253377

趣味や娯楽はいいね。 寂しさを紛らわしてくれるもの。 哀しさを、忘れさせてくれるもの。 おやすみ

れくっばらし

そういえば 自分は10代入った頃から哀しい人間だったなぁ 「哀しい人生でもいい、その分大事な人が幸せな人生を送れるなら」 とか思い始めてたしね 自分はどうして、自分のことがからっきしダメなんだろう 自分のため、そう思うことが少ない 人のため、とか…

罵詈雑言

大人になる、って、どういうことなんだろう。 冷たくなることかしら。 それでだいたいあってたりするのかしら。 もしそうだったら自分はきっと大人になれないままだろうなぁ。 こんなに感情的な人間が、冷静になれるわけないもの。 こんなに馬鹿な人間が、計…

十字架

さだめ、か。 やなもんだね。 かってに願われて、かってに嫌われる。 まったく、好きではないね。 自分の名前ってやつは。 そりゃ、ね? 両親の思いがつまったありがたいありがたい名前ですよ? うん、それはわかるんだ、この名前だし。 でも、それと同じく…

空 そら。 まっさおな、そら。 まっしろな、そら。 ひとのこころ? きせつのせい? そうかもしれないけど、そうではない。 ただそこにあるべくしてある。 ただそれだけがそうしてある。 ただそれだけなのに。 こんなにかなしくなるのは、なぜなんだろう。 か…

焦燥の空はただただ蒼く 希望の光はただただ遠く 不可能可能の次元は過ぎた やらねばならない 壁を壊すよ

悔悟奮発

ChoiceがAlternativeに変わる前に 道は2つだって思ってた どっちに行こうとも虎に食われるか蛇に呑まれるのだ だから 一歩が踏み出せなかった 踏み出したつもりだった 所詮人間は 生まれたときが死への始まり 死ぬときは生への旅の始まり だから 別に 虎だ…

敷き詰められた殺意に横たわる 柔らかな絶望が眠りを誘う あらゆる動乱の詰まった掛け布団を羽織る 悪魔のささやく枕に頭をのっける あぁ、気持ちいい こんなにも温かな死を迎えられるなんて 夢にも思わなかったろう ―もう他の夢なんて見ないけど 裸一貫にな…

とぐろをまくように

かぜのようにきえてしまえば どうすればつよくなれる?き あそもそもつよいってなそっ ゃさかな?そしてぼくんんと じののな?そもそもにななぼ らるうかいきるっぼはののく かいいの?ろうてくなだしは いでてるうだんなっにろらじ わんっあろだんなてかう…

矛盾と本当の境目、無気力の指先。

本来は「ノンズサムタイムスブログ」の方に書き込むべきなんだけれども、アメブロが今メンテ中ということで、こちらに。 さて。 とある番組をちょこっと見てました。 で、今capsuleやMay'nさんあたりを聞きながら書いてます。 本当の意味で「いい音楽」って…

冷静な本能

シーソーを平行に保つのは難しい。 人が人である理由、それは知能である。 脳みそが想像もつかないような働きをして、人を人たらしめている。 そのためには心臓だって動いていなきゃいけないし、呼吸をして酸素を取り入れなきゃいけない。 しかも無意識下で…

空っぽの空と見えない故郷

…寒い。 寒い。 ほんの少しだけ出ている腕が寒いと訴えている。 …寒い。 寒い。 心を通っていく風に冷やされて寒い。 なんだってこんなに寒いんだ。 守るものが少ないからか。 それとも、そう思いたくなるほど弱いのか。 いずれにしろ、何かに飢えているよう…

赤目の狩人 #2「パズル」

人々がそれを忘れた頃。 それは人々に思い出させた。 少なくとも、それを追う狩人には。 追われるはずの狩人の手中とも知らず。 「…寒いな…」 「先輩、コーヒー入ります?」 「あ、わりぃ、買ってきてくれね?」 「構わないですよ?」 「わりぃな」 「一つ、…

崩壊と破壊の序章

その目、だれの目? 懐かしいなあ、CHAOS;HEAD。 一年前か…。 なんでこう傷ついてるときに限って、傷つけるものを見るかな、自分。 GTAとか、CHAOS;HEADとか。 こないだはさよならを教えての話をしてたしな。 検索してはいけないワードの一覧をみたり(もちろ…

good night for you.

思うところがあって、こうせずにはられなかった。 自分なりの、姿勢、です。 あんまりにも波紋がね。 まぁ、池に石投げりゃ波になるわね。 それがもっと大きなものなら波紋は深く、大きく、広く。 理解、を超えた理解。 もはや自分の中にしみこんでくる。 そ…

step up

不意にかけ上がる 視界いっぱいの光 ふらふら続く帰り道 仕方なさげに歩く 橙色の午後五時に 黄昏ながら思う 夢も希望も落ちてった 振り返るのも止めだ 橙色の午後五時を 感じたのはいつか 昔降りた階段 あれはどこにあったっけ いつかのルート それを今逆走…

漂流

クリアブルーの海に沈む 赤く染まる空 その中間で漂う 生きるも死ぬも諦めた顔して 哭く 誰にも気づかれずに 笑う 誰にも気づかれずに 暗闇に独り 斜め上をずっと見ている ぼんやり見ている 影を失った光 黒を排除した白 汚れですら存在なのに 存在すら曖昧…

melancholia

また一日が終わる。 まあ、わかってたけどね。 こうやって、何もかもが過ぎていくことくらい。 わかってたさ、うん、わかってた。 “海底で不意に消えるような浮遊感” “それを思わす立ちくらみの瞬間” 虚無感。 漂流感? また、過ぎた。 何かの瞬間が。 ちぐ…

相反する共同体

…目覚める。 あぁ、また始まったのか。 こんなこと、意味もないのに。 …つまらん。 でも起きてしまったんだ、仕方ない。 …試しに今日も生きてみよう。 あぁ、やっぱり今日もか。 いつも通りの絶望。 こんなことなら、起きなければ良かったのに。 それでも身…

渦中の鍋

このブログではなるだけ一人称を「自分」とか「ボク」にするようにしています。 というのも、このブログを始めたときに「なるだけ中性的なかんじに書こう」と思っているからであって、今でもそれは基本的に守る方向にあります。 …ですが。 今日は、その、か…